大会レポート〜第5回高校生花いけバトル全国選抜大会〜
2025.7.05
2025年5月31日土曜日、岐阜県可児市ぎふワールド・ローズガーデンのプリンセスホール雅にて、「第5回高校生花いけバトル全国選抜大会」が開催されました。
昨年2024年に行われた全国高校生花いけバトルの出場校120校282チームから、出場校選抜委員会にて選抜された15校の高校生花いけバトラーが清流の国ぎふに集いました。
全国選抜大会は、先鋒・中堅・大将の3人1組のチームで戦います。
予選ラウンドは先鋒・中堅の共同作品にて戦う第一回戦、大将の個人による第二回戦、
予選ラウンド総獲得点6・7・8位による敗者復活戦、
予選ラウンド総獲得点上位5チームと敗者復活戦勝者の1チームにて行われる決勝トーナメント、
勝ち抜いたチームが優勝となります。
花をいける時間はわずか5分間。
高校生花いけバトラーは入念に、花や枝物など花材の「表情」や向き、重さや長さをチェックしていました。
初夏を感じる枝物のドウダンツツジや、
個性的な動きのあるアリウム・昇竜、
赤と黄色の発色が鮮やかなヘリコニア、
大きく華やかなダリア、
花や枝物をしっかりチェックして、作戦を練っていました。
バトルのゴングが鳴ると、自分たちの花いけをするための花材を集めます。
ステージから花材まで、会場内を駆け巡る高校生花いけバトラーたち。
想像の限界をこえるために。
器と組み合わせたり花どめにできる流木や竹も使って、表現の幅を広げます。
「大きく硬い花材からいけていく」
大きな枝物を力強くいけていくバトラーたち。
器とのバランス、枝の表情を見ながらいけていきます。
走って花材を集め、冷静に表情を見ながらいけていく。
まさに静と動の5分間。
準決勝の指定花材は、地元岐阜県産のオリエンタルユリ。
花びらが大きく、存在感があるオリエンタルユリが登場しました。
思い通りにいったことといかなかったこと、やりきれたこととやりきれなかったこと、さまざまなことがあった5分間。
悔し涙も嬉し涙もありました。
支え合った仲間と、創造の限界をこえようと挑戦し続けたこの時間はとても素晴らしく、これからの人生の支えになると思います。
高校生花いけバトラーのみなさま、感動をありがとうございました。
そして今大会に携わってくださった全てのみなさま、ありがとうございまいした。
これからも全国の高校生が花をいけることを楽しみ、瑞々しい感と創造性を、花で表現することのできる「場」をつくり続けてまいります。
第5回高校生花いけバトル全国大会結果はこちらからご覧いただけます。