花いけだより

栗林公園杯2021✴︎大会速報レポート/その2

2022年1月22日、「全国高校生花いけバトル 栗林公園杯2021 決勝大会」1日目の様子をレポート!

 

 

◆地元の花で勝負する

「生産者の想いを受け継いで、丁寧に美しく魅せる」、そんな花への想いを感じた地元・香川の県立飯山高校「飯山花笑み」秦さん。香川のきれいなお花を楽しんでいけていました。

茨城県立土浦第一高校「雪月風花」の元島さんは、地元・茨城の白蓮や枝垂れ柳をチョイス。地元の高校生が、茨城の枝物を使って豪快な花をいけ、作品として見せてくれたことに、生産者の方の喜ぶ顔が目に浮かびます。

 

 

 

◆自分らしさを存分に発揮

広島県立福山誠之館高校「フラワークラウン」の山本さんは、繊細に、柔らかく、自分らしくいけることを実践した作品を見せてくれました。葉の持つ表情、花の持つ色の表情、線の表情。それらが織りなす世界観に惹き込まれました。

 

 

 

◆想定外でもあきらめない

花をいけたときに、枝が外れてしまった岐阜商業高校「GIFUSHO」の森さん。「ちゃんといけよう、もう一度枝にチャレンジしよう」というあきらめない気持ちに心動かされました。沖縄県立読谷高校「Keep Smiling」の柳さんも、予想外のハプニングに見舞われてしまったひとり。残り30秒で竹を立て、新たに花を取りに行く姿には、あきらめない気持ちの大切さを教えてもらいました。あふれる想いが伝わる、印象に残る花いけでした。

 

 

 

◆所作に感じる、花への敬意

北海道札幌白陵高校「レモンスカッシュ」福島さん。柔らかなトーンの作品も素晴らしかったのですが、最後に「ありがとうございました!」と清々しいあいさつをする姿には大きな拍手が起こりました。