大会レポート✴︎沖縄大会
2021.11.06
挑戦すること、あきらめないこと。
全国高校生花いけバトルで一番大事なことは、やはりこの二点に尽きる、と改めて感じた沖縄大会。
あたたかく爽やかなそよ風がとても気持ち良かった10月最後の日曜日。
アイム・ユニバース てだこホールに於いて「 第五回 全国高校生花いけバトル 沖縄大会 」を開催いたしました。
島んちゅが誇る沖縄の花材の数々、とりわけ葉物のバリエーションは素晴らしく、どれを手にとっても絵になる美しさと、圧倒的な存在感を持っています。
4校11チームが果敢に挑んだ予選ラウンドは混戦の末、予選2位から4位までが、それぞれ1pt差の大接戦!
その中であたまひとつ抜け出したのは、この日唯一180ptを叩き出した沖縄県立読谷高等学校「Keep Smiling」。
予選1位:沖縄県立読谷高等学校「Keep Smiling」 180pt
予選2位:沖縄県立中部農林高等学校「NJMR」 163pt
予選3位:沖縄県立中部農林高等学校「far crimson」 162pt
予選4位:沖縄県立北部農林高等学校「キャンディー」 161pt
準決勝は保水がされていない(花材が水を吸えない状況)ことによる手痛い減点が続出し、思うように点数が伸びない苦しい展開に…。
それでも、印象的だったのは、誰もが沖縄ならではの花材を目の前にして、果敢に挑もうとする姿勢を強く見せてくれたことでした。
決勝戦は沖縄県立読谷高等学校「Keep Smiling」 VS 沖縄県立中部農林高等学校「NJMR」。この日、きらりと光るシーンを場面ごとにつくってきた1年生ペアによる対戦。
先鋒戦は「Keep Smiling」の桃原琴珀、「NJMR」の宮城仁太が両者互角の戦いを繰り広げ、得点は154対152。前日に開催したオリエンテーションでの練習会から回を重ねるごとに急成長した二人による接戦となりました。
勝負の行方は次鋒に託され張り詰めた緊張感の中、次鋒戦のゴングが鳴り、一気呵成に花いけ真剣勝負!
「Keep Smiling」次鋒 柳愛美は、終始攻める花いけを展開する一方、「NJMR」次鋒 西銘梨玖人は、独特なペースで自らの持ち味を発揮。
最後は気迫の花いけを見せた柳愛美が170ptを獲得して勝利!
優勝は初出場の沖縄県立読谷高等学校「Keep Smiling」桃原琴珀/柳愛美ペア!!
花をいけるって凄いな。
そう思わせてくれた沖縄大会。
ここだからいけられる花があり、この地には熱い気持ちを胸に秘め、植物と向き合おうとする高校生花いけバトラーがいました。
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