大会レポート✴︎広島大会
2021.8.05
回を積み重ねるたびに出場する各校が切磋琢磨し、文字通りしのぎを削るバトルを繰り広げてきた広島の地区大会。
広島駅から西へ10kmほど向かった先にあるアルパークの時計広場に於いて「 第五回 全国高校生花いけバトル 広島大会 」を開催いたしました。
出場したのは広島県と岡山県から集った8校19チーム。
自分たちの花いけに磨きをかけ、自信を持ち、強くなるためには、ライバルの存在がとても大事であることを、この広島大会を通して、改めて気付かされました。
花の産地である広島が育み続けてきた高校生花いけバトルは、出場する高校生花いけバトラーの高いモチベーションによって、素晴らしい雰囲気をつくりだしています!
さて、 広島大会も予選から混戦模様となり、予選を通過できるかは紙一重の得点差です。
その混戦をくぐり抜け、見事に予選を通過することができた上位4チームは…
予選1位:広島県立福山誠之館高等学校「フラワークラウン」 162pt
予選2位:広島県立福山誠之館高等学校「Flora」 161pt
予選3位:広島市立基町高等学校「華麗奔創」 160pt
予選4位:広島工業大学高等学校「環莉」 156pt
上位トップ3は、それぞれ1点差。
そして、特筆すべきは福山誠之館が予選ワンツー!
今回、会場に用意された広島県産の花材と共に、この広島大会に彩りを加えてくれたのが、マム(菊)の育種、開発をされているイノチオ精興園さんが会場に届けてくださったマムの花たち。まだ市場に出回っていない品種も含め、20品種を超える多種多様なマムを高校生花いけバトラーは、自由に自在にアレンジを加えながら花いけを行いました。
これまで第三回、第四回大会を連覇してきた広島基町の準決勝は、「華麗奔創」がわずか1点差で惜敗…。
第一回大会の優勝校、広島工業大は痛恨の減点を取られた結果、準決勝で敗退…。
決勝戦は福山誠之館の2チームによる対戦となりました。
予選1位は、これまで終始安定感のある花いけを披露してきた「フラワークラウン」の山本真由/土橋未空の2年生ペア。対するは、勝ち進むごとにチームの連携が良くなってきた予選2位「Flora」の田中日葵/田口凜の3年生ペア。
同じ学校の中で、同じように練習を積み重ねてきた福山誠之館の2チームがいける花は、やはり当然ながら花のいけ方のプロセスや、作風の傾向がよく似ています。
甲乙つけ難い決勝戦、その結果は点数にも現れ、最終的な得点は327対330!
優勝は広島県立福山誠之館高等学校「Flora」の田中日葵/田口凜ペア!!
上り調子で決勝へ進んだ福山誠之館の3年生ペアが見事優勝✨
おめでとうございました!!
【 ライブ配信映像 】
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