花いけだより

全国選抜大会:審査員からのメッセージ✴︎曽我部翔

全国選抜大会を振り返り、審査員よりメッセージが届きましたのでご紹介します。

全国選抜大会に参加されたバトラーの皆さん。

お疲れ様でした!

 

皆それぞれが「創造の限界を超えろ」という言葉を受け、必死に考え5分間に挑んでくれた事と思います。

 

本番中のコメントでも同じ事を伝えましたが、決して足が早かったり、竹をうまく割ったり、重たい流木を担ぎ上げたからといって、表現点が上がる事はありません。

大きな動きを伴うパフォーマンスに集中しがちですが、我々審査員は大きな動きではなくても丁寧で美しい所作も表現点としてしっかり見ています。

そんな中で、普段の練習では手にした事のない多くの花材や大きな枝物に、本番の舞台で今までの自分を越えるべく果敢に挑む姿は大きな評価に繋がります。

竹を割ったり裂いたりする事が重要なのではなく、その竹をどう使うか。

そこを見ています。

今回登場したドライアイスやバンダナを巻くような部分は評価には一切影響しませんし、逆効果となる可能性の方が高いです。

あくまで花をいけて下さい。表現としては面白いですが、この大会では不要です。

他の花いけパフォーマンスで大いに探ってほしいと思います。

 

この舞台に上がった皆さんは既に綺麗な花をいける事が出来る方々ばかりです。

だからこそ選ばれたのです。

 

次のステップは「伝える」という事を考えてください。

 

花を ‘いれる’ と ‘いける’ が違うように、

表現を ‘見せる’ のではなく、’魅せる’ 事は違います。

この違いを考えて日頃の練習に取り組んでほしいと思います。

 

今回の選抜大会は3年生の参加者もとても多かったと思いますが、これから進学されたり社会へ出て行くにあたって、挑戦できる勇気を持つ事は大きな武器になります。

まだ見ぬ世界を切り開いて欲しいと思います。

限界を越えた先にはまた新たな限界が迫ってきます。

破り続けてください!

今後高校生花いけバトルに参加される皆さん、また各学校でご指導されている顧問の先生の皆様へ。

まずご理解頂きたいのは、香川県で開催される全国大会に向けて開催される地区予選と、岐阜県で開催される選抜大会の審査の基準は異なるという事です。

表現点の占めるバランスが異なります。

地区大会~香川での全国大会は作品点と表現点を同じ割合で採点していきます。

岐阜で行われる選抜大会は、表現点に重きを置いた採点をしています。

もちろん作品の出来栄えを無視しているわけではありませんが、今回のキャッチコピーにあったように「限界を越える」という事がどういう事なのか、表現とはどういう事なのか。

それぞれが話し合い日々の練習に取り組んで欲しいと思います。

まだ見ぬ高校生の新しい感性によるパフォーマンスに期待しています!

 

 

フラワーアーティスト

曽我部 翔