長野大会 大会レポート!
2019.6.15
信州では初開催となる高校生花いけバトルが、信州スカイパーク「やまびこドーム」(長野県松本市)で開催されました。
事前に行われたオリエンテーションで、熱心に練習に励んだ4校6チームの高校生花いけバトラーは緊張しながらも、全力で花をいけることを楽しみました。
花をいける制限時間は5分間。ゴングの鐘の音ではじまり、鐘の音で終わる5分は、真剣に花と向き合う掛け替えのない時間。
予選ラウンドを経て、決勝トーナメントに進出することができた予選上位4チームは…
◉ 予選1位:長野県南安曇農業高等学校「ビバーチェ」 305pt
◉ 予選2位:長野県南安曇農業高等学校「SN極」 287pt
◉ 予選3位:松本第一高等学校「いちご大福」 286pt
◉ 予選4位:長野県下伊那農業高等学校「夢乃歌」 285pt
初開催ながら、大胆な切り口、丁寧な花いけの所作、スピード感ある展開、いずれも見応えのあった予選ラウンド。
2位から4位までが、それぞれ1ポイント差の大接戦でした。
予選から決勝へと進み、高校生花いけバトラーの気持ちも高まり、更にヒットアップの準決勝。
第1ラウンドは、予選1位通過の長野県南安曇農業高等学校「ビバーチェ」が勝利!
つづく第2ラウンドは、松本第一高等学校「いちご大福」の勝利!
勢いに乗ってきた両チームの対戦となった決勝戦。
まずは決勝の先鋒、南安曇農業の井口あずさが渾身の一作で、松本第一の宮澤希実に139対67と、大きな差をつけて勝利。
72点差を引き継いだ次鋒戦。リードを守りたい南安曇農業は今大会唯一の男子 西條凌太が登場。対するは一気に追い上げ、そして追い越したい松本第一の三村千夏。
決勝戦、最後のゴングが鳴り両者まずは順調な滑り出しで序盤を展開。ここまで終始一貫して自らのペースを崩すことなく、丁寧な花いけを心がけながら抜群の作品構成力を発揮している三村。
一方の西條は、大胆なアプローチで元気のよい花いけを力強く展開…と思った矢先に、グラりと器が傾き大転倒。
変わらぬペースで美しく花をいけ続ける三村千夏。その横で焦った西條凌太は必死のリカバリー。
すべてが託された次鋒戦、そのジャッジメントの結果は…
三村千夏 137 pt 対 西條凌太 68 pt !
見事、三村千夏の勝利!
そして先鋒と次鋒を合計したスコアは…
207 pt 対 204 pt !!
得点差が次鋒戦で一気に縮まったが、僅差で逃げ切った長野県南安曇農業高等学校「ビバーチェ」が勝利いたしました!
おめでとうございました!
大健闘の準優勝は松本第一高等学校「いちご大福」!
見事な花いけでご覧いただいた大勢のお客様を魅了しました。
花咲く信州、高校生たちも自らの手で花を咲かせた長野大会でした。
会場で応援していただいた皆さま、ありがとうございました。