全国高校生 花いけバトル

1 - 6

香川大会 〜審査員講評〜

全国高校生花いけバトル主催地である香川県では、香川県代表チームを選出する為の「香川大会」が開催されました。

2年前、高校生花いけバトルが初めて開催されたのもこの香川県でした。 既に何度もの経験を積んできた県内の強豪校から13チームが集まった今回の選考会は、初戦から難易度の高い技術、堂々としたパフォーマンスに審査員ながら夢中になりました。 ‘大人の’ 花いけバトルも数多く開催されている香川県ですから、実際に観覧する機会も多く、花いけバトルというものを見る事で経験値を上げてきた学生や顧問の先生も多く参加されていたように感じます。

審査員として、ステージ目の前で学生達のバトルを見守りながら、最も印象に残っているのは、花やパフォーマンスでもはなく、実は元気な子や一生懸命取り組んでいる子の姿でした。 ステージに上がった時の目の輝き。 開始のゴングが鳴った瞬間、深くお辞儀をして大きな声で 「お願いします!!」 という一言。 審査項目には無いポイントではありますが、この一言がなんとも清々しい。 会場全体を包み込み、味方にしてしまうようなこの一言を発したチームは実際に良い花をいけ、勝ち上がっていきました。 いける人も生きている、ジャッジする観客も生きてる。そして、花も生きている。 全てに前向きに取り組んだ者がその全ての心を繋ぎ、皆の心を動かしたのだと思います。

13チームの技術的な差は大きなものでは無かったように感じます。 これから高校生花いけバトルに参加されるバトラーの皆さんに伝えたいのは、 「ステージに上がると決めた以上、上を向いて欲しい。前向きでいて欲しい」 緊張しているのは皆同じです。 普段できない事がステージで出来るという事はありません。 自分の力を信じて、堂々と目の前の器と花に向かって欲しいと思います。 この大会、決勝戦が最も素晴らしくハイレベルな戦いだったように思います。 優勝をかけた場面、緊張感の高まる中で、2チーム4名それぞれが自らの力をしっかり発揮してくれていました。

結果優勝したのは村上学園「エスポワール」でした。 竹を使い、大人顔負けの見事なパフォーマンスで観客の心を掴みました。 しかし、個人的な印象に残った花は負けてしまった英明高校チーム「與」の花です。 決まったばかりの器に対して即興的にいけた花はとても美しかった。 チーム2人の個々のレベルが非常に高い事がよくわかる5分間でした。 8月の決勝大会で、またこの香川県に帰ってくるのが楽しみでなりません!

香川大会 審査員 曽我部 翔(フラワーデザイナー / Rock’n’Rose)


参加されました皆様、お疲れ様でした。

香川大会は全国の中でも高校生花いけバトルの開催回数が多い県とあって、ハイレベルな闘いが予想される中、どのような作品が出来上がるのか楽しみな大会でありました。

逆に言うと、先輩たちの後に続いて頑張りたいというプレッシャーもあったのではないかと思います。実際の出来上がった作品は、皆さんの思いや気合い、そして練習の成果が見て取れるものが多かったのが印象的でした。そして、普段からどのようなことを意識して花をいけられているかということも、作品から伺えることが多かったように思います。

最後の決勝戦ではお互いの良いところが作品に出ており、見ているこちらにも緊張感が伝わってきました。両チームの作品はどちらも素晴らしく、決勝にふさわしいものだったと思います。最後は自分自信を信じ、表現したい!をやり通す気持ちの強いチームが勝てたのかなと感じました。決勝大会での花いけもその気持ちを大切に頑張ってもらいたいです。

香川大会 審査員 細川 康秀 (全国高校生花いけバトル実行委員会 / 華月流家元嗣)

*「香川大会」結果&当日の模様はこちら

https://hs.hanaikebattle.com/2018/06/24/1273/