全国高校生 花いけバトル

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東北大会 ☆審査員の講評〜

東北大会の審査員、塚越応駿さん(華道家/いけばな松風 副家元)と宮永英之さん(フラワーデザイナー)より大会全体に対する講評が届いております。

高校生バトラーの花と向き合う、真剣な眼差しに心打たれる物がありました。

全体を通して花を丁寧に扱い、いけようとする姿が見てとれ、好感が持てました。 ただ、器の口径に合わない本数を無理に詰め込む作品も多々見られたので、願わくば花や枝、一本、一輪と向き合うアプローチも見せてもらいたかったです。

優勝した天華のお二人は、終止自分達のスタイルを保ち、しっかり役割分担をし戦略的に挑めた事が、勝因であった様に思います。 全国大会でもさらに磨きをかけ、東北代表として頑張ってもらいたいです。

塚越応駿

東北大会は第2回全国高校生花いけバトルの予選ラウンド初戦となる舞台。

始まる前の高校生たちはやる気に満ちた顔、時折見せる不安な表情、チームで花材をチェックしながら真剣に相談する光景などを目の当たりにした私は審査する立場として身が引き締まる思いがしました。

13チームによる予選ラウンド、決勝ラウンドに駒を進めるのは僅か4チーム。チーム2人による合作は、それぞれの個性が生かされた素晴らしい作品が5分間で完成されていく。ダイナミックな花、色合い華やかな作品、繊細な技を生かした作品、そのどれもが観客を唸らせ、その美しさにため息をつく。そんな真剣に無我夢中で生ける中でもお花を丁寧に扱っていたことは、私の中でも特に印象に残りました。

勝利したチームも敗退したチームも私の中では、それほどの大差はなかったように思います。それぞれが美しく力強い花を見せてくれました。

あえて一つポイントを挙げるなら優勝した山形県立天童高等学校のチーム「天華」は一本一本の花、一輪一輪の花を見極め「生かしていた」ところではないかと私は感じております。

どのチームも全力で花と器に向き合い、一生懸命生ける姿に感動しました。

ありがとうございました。

これからも花と向き合う時間を忘れず大切に。

そして成長したみなさんとまた会える日を楽しみにしております。

宮永英之